Atomic-resolution STEM / Short-range order
原子分解能STEMによる短範囲規則構造・ナノクラスタの解析
合金中の原子配列は、完全にランダムでも、完全に規則化しているわけでもありません。短範囲規則構造やナノクラスタは、状態図には現れにくい微細な原子配列の偏りでありながら、転位運動、加工硬化、析出初期過程、さらには材料強度に大きな影響を与えます。当研究室では、原子分解能STEM、電子回折、分光分析、計算科学との連携を通じて、これまで見えにくかった原子配列のゆらぎを可視化し、材料特性との関係を明らかにしています。
研究のポイント
見えにくい原子配列を捉える
原子番号コントラスト、回折情報、元素マッピングを組み合わせ、長範囲規則相に至る前の微細な配列変化を解析します。
転位との相互作用を理解する
ナノクラスタや短範囲規則構造が転位のすべり様式、局所ひずみ、塑性変形の不均一性に与える影響を調べます。
国際共同研究への展開
Al合金、TiAl系合金、ハイエントロピー合金、鉄鋼材料などを対象に、国内外の研究グループと連携して研究を進めています。
関連論文・関連情報
本テーマに関連する主な論文・関連情報を以下に示します。