九州大学 総合理工学研究院
複雑系社会環境科学・サステナブル居住環境学・都市環境科学 研究室
九州大学 総合理工学研究院
複雑系社会環境科学研究室&都市環境科学研究室
パッシブシステムとは、もともと1976年に米国の科学者と建築デザイナーが建築における太陽熱利用のあり方として提案した“パッシブソーラーハウス”から広義に解釈され普遍化した概念で、機械,動力を伴わないシステム構成を基本としています。対して一部に補助動力や大規模装置を伴うものをアクティブシステムとよんでいます。 研究室では都市建築環境に関する諸現象の解明などの解析的な研究だけでなく、実際の都市計画や建築設計におけるパッシブデザインについての応用的な提案を行っていきたいと考えています。
建築におけるパッシブデザインとしては、太陽エネルギーを壁や床に蓄熱させ、冬季の室内空気をあたためる「パッシブソーラーシステム」が広く知られています。「ダイレクトゲイン」「トロンブウォール」などはその代表的な手法です。
これに対して我々の研究室では九州という土地柄、主に蒸し暑い夏を快適に過ごすための「パッシブクーリング」手法についての研究を主として行ってきました。(青太字は現在進行中のもの)